一般的に蛇は「大好き」という人より、「嫌い」という人の方が多いと思います。
しかし、伝説や言い伝えの中の蛇は、山の神、水の神、家の守り神、神の使い、などとして人々に崇められてきました。
また蛇は、お金の神、ともされていて、多くの言い伝えや俗信、迷信の中に蛇とお金を関係付けるものが登場しています。
「蛇の夢」もその内のひとつで、夢の中に蛇が登場したら、「お金が儲かる」「お金を拾う」「金運が上がる」と言われています。
似たような言い伝えに「蛇を飼うとお金持ちになる」「家の縁の下に蛇がいると、家からお金が出ない」「蛇革の財布を使うと金運が上がる」「蛇の交尾を見ると出世する」などというものもあります。
このように言われる理由としては、蛇の長い体と、脱皮を繰り返して成長していく生態が、永続や繁栄、ひいてはお金をイメージさせるからだ、と言われています。
ちなみに、精神分析の始祖フロイトは、夢分析においてのヘビを男根の象徴であるとしました。一方ユングは、男性の夢に登場するヘビは女性であるとしています。