現実の火事は、大切な家や資産を焼き尽くしてしまう、とても恐ろしいものです。
しかし、夢判断では火はエネルギーや情熱を表すといわれており、「火事の夢をみるとお金が手に入る」「長生きできる」「幸運が訪れる」という言い伝えも聞きます。
その際、火の勢いは強ければ強いほど、良い兆候とされます。
これは、古来火は神聖なものとされ、良くないものを焼き払う、というようなことから、火事の夢を「良い夢」と位置づけたものと思われます。
他にも「一富士、二鷹、三茄子」という縁起の良い夢(初夢とすることも多い)をいった諺には、俗信として続きがあり、「四葬式、五火事」とも言われているそうです。
しかし、煙ばかりの火事の夢は、不安や心配事があるときの心の表れと捉える見方もあるようです。
また、「火事の夢を見ると寝小便をする」「大雨になる」というように、水と関連付ける言い伝えもあります。
こちらは、火を消す、というイメージから言い伝えられているものと考えられます。