手紙の書き方・マナー 前文・主文・末文・後付・副文(2)

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PCや携帯でメールはしても、手紙を書くことはあまりなく、いざ手紙を書くとなると、どう書けばいいか戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、一般的な手紙の書き方のマナーである、前文・主文・末文・後付・副文について紹介します。


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(2)副文(「追伸」)は使い方に注意をしましょう

本題である用件を主文で伝えたら、次は末文です。

ここでは締めくくりの言葉を述べ、結びのあいさつを書きます。用件をまとめる締めくくりの言葉、相手方の健康や繁栄を祈る言葉を書き、最後に前文で書いた頭語とセットとなる結語を書いて結びます。

最後に後付です。

いつ、誰から、誰に対して書いた手紙かわかるように明記します。

日付は末文の次の行に、行頭より1、2字下げて小さめの字で書きます。年号を含めた漢数字で書きますが、慶事に関する場合は、「平成○年○月吉日」とする場合も多くみられます。

差出人名は日付の次の行の低い位置に書きます。何らかの事情があって本人以外の人が代筆した場合は、本人の名前の左下に小さく「代筆」または「代」と書きます。夫の代わりに妻が書いた場合は「内」と書く場合もあります。

宛名は、行頭にそろえるか少し下げて、差出人名よりも大きな字で書きましょう。敬称を付けるのを忘れないようにしましょう。

場合によってはこの後に副文を追記することもあります。いわゆる「追伸」です。追伸には、本文に書き忘れたことがあった際に追記します。

しかし、親しい人へのプライベートな手紙であれば問題ありませんが、目上の人や慶弔の通知や礼状には用いないのがマナーとされています。追伸が、「重なる」「繰り返す」という意味になってしまうことが理由です。

目上の人に出す手紙や、改まった手紙で本文に書き忘れをしてしまった場合は、はじめから書き直すのがいいでしょう。

(1)手紙の基本構成は「前文→主文→末文→後付(→副文)」
(2)副文(「追伸」)は使い方に注意をしましょう



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