よその家を訪問するときの手土産などのマナー(1)

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少し改まったよそのお宅への訪問のとき、失礼にならない一般的なマナーのポイントをご紹介します。


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(2)訪問時のマナー

先方のお宅に到着したら、いきなりドアを開ける前に、まずは身だしなみのチェックをしましょう。

コートは外で脱いで腕にかけます。手袋やショール、帽子も外でとります。

暑い日に汗をかいていたらハンカチで拭いましょう。

チャイムがある場合は丁寧に1回だけ押して相手の応答を待ちましょう。

しばらく待っても反応がない場合は、ドアを少し開けて「ごめんください」と声をかけます。

チャイムがないお宅の場合は、ドアを少し開けて「ごめんください、○○でございます」と名前を告げて応答を待ちましょう。

玄関での挨拶は「ご無沙汰しております」などと簡単なものにとどめましょう。

お土産は部屋に通されて挨拶を交わした後に渡すものですが、鮮魚などの生ものやアイスクリームなど冷凍・冷蔵が必要なものはその旨を告げて、玄関で手渡して構いません。

「どうぞ、お上がりください」と家に上がることを許可されたら、靴を脱いで家に上がるわけですが、このとき注意すべきは、相手に背中(お尻)を向けて靴を脱ぐのは失礼にあたる、ということです。

靴は前を向いたまま脱いで式台に上がり、ひざまずいて靴の向きをつま先が外に向くように変え、右か左に寄せて後から玄関を使う人の邪魔にならないようにしておきます。

部屋に通してもらったら、すすめられた席に座るのが基本ですが、特に指定されない場合や、相手が目上の方である場合、自分は下座に座りましょう。

和室の上座は床の間がある方、洋室の上座は飾り棚や暖炉がある方、ですが、分かりにくいときは入ってきた入口に近い方が下座で、その対面が上座と考えたらまず問題ないでしょう。

椅子に座って待っている場合、ご主人が入ってきたら椅子から立って挨拶をするのがマナーです。

挨拶を終えたら手土産を渡しましょう。「○○のお菓子です。お口に合えばうれしいですが・・・」などという言葉を添えて手渡しましょう。

また、出されたお茶や茶菓子は遠慮なくいただき、食べ残しや飲み残しがないようにするのがマナーです。

まったく手をつけないと相手に気を使わせることになりますので、どうしても苦手なものが出された場合は「申し訳ございませんが、○○は苦手なもので・・・」と詫びて手をつけない方が良いでしょう。

なお、初めて訪問したお宅や目上の方のお宅に長居するのはタブーですので、用件が済んだら早めに辞去するように心がけておきましょう。

お茶のおかわりを勧められたときなどが退去するには良いタイミングです。

最初から退去する時間を告げておいて、話題の切れ間に時計を見て「ではそろそろお暇させていただきます」と切り出すのも良い方法です。

退去するときは座布団からおりて、椅子の場合は椅子から立って、「ごちそうさまでした」とお礼をいいましょう。

靴を履きますが、コート、手袋、帽子は持ったままにします。コートは勧められたら玄関内で着ても問題ありません。

脱いだスリッパの向きを正して、脇に寄せます。

最後に改めて「それでは失礼いたします」と挨拶をして外に出ましょう。

以上は基本的なマナーです。

先方がこのような堅苦しいマナーを嫌うような場合は、基本マナーを押さえた上で失礼にならないように立ち振る舞えば良いでしょう。。

(1)訪問前のマナー
(2)訪問時のマナー



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