通常国会は「常会(じょうかい)」とも呼ばれていて、毎年1回、原則1月中に召集されます。
会期は150日間。
この期間には土日祝日を含んでいます。
会期中に議員の任期満了がきたり、解散などが行われない限り、この日数は不変です。
通常国会で取り扱われる議題は、主に「翌年度の予算」についてです。
また、その予算案に付随する税制法案についても、よくとり取り扱われます。
このため「予算国会」とも呼ばれています。
会期末近くになっても法案が成立しそうにない場合、会期の延長が認められています。
ただし、延長は1回に限られていて、延長する幅は、本議会にて採決されて決まります。
1月に開会すると、会期終了日が6月中にくるため、7月に参議院通常選挙がある年は延長がしにくくなっているようです。
なお、通常国会の開会式には天皇陛下が臨席されます。
会期の冒頭に、総理大臣・財務大臣・外務大臣・内閣府特命担当大臣による「政府四演説」が行われます。