一方で、部屋を退出する際にも「失礼します」や「失礼致します」という光景もよく見かけます。
こちらは「お先に失礼します」に近い使い方で、先にその場を離れることに対する失礼を詫びる言葉で「失礼とは存じますが、これにておいとまさせていただきます」という気持ちを表した言葉となります。
また、部屋を退出する際には「失礼しました」「失礼致しました」という言い方もします。こちらは「お忙しいところにお邪魔を致しまして大変失礼致しました」という気持ちを表した言葉です。
入室時に明らかに先方の作業を中座させた場合などは、こちらを使った方が良いといえます。この場合は「お休み中に失礼致しました」や「お食事の途中に大変失礼致しました」などと具体的に言っても良いでしょう。
言葉の意味はもちろん重要ですが、どちらを使用するにせよ、上記のような気持ちをもって、きちんとした態度で挨拶をすることが重要だといえます。