サッカーのルールでわかりにくいルールとして有名なオフサイド。「待ち伏せしてはいけない」というルールの大枠は理解していても、ゴールキック、コーナーキック、スローイン、PKなどの状況でどうなるのか?ここでは、それらについて説明いたします。
ゴールキック・コーナー・スローイン・PKでオフサイド?
ゴールキックはオフサイドになるの?
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世界で最も人気のあるスポーツともいわれているサッカー。
サッカーがこれほどまでに人気を得た理由の一つは、ルールがシンプルでわかりやすかったからともいわれています。
とはいっても、いくつかはわかりにくいルールも当然あるわけで、その代表格が「オフサイド(off side)」ではないでしょうか。
実際「サッカーで最も難しいルールはオフサイド」という声もしばしば聞きます。
オフサイドについての詳しい解説はここでは省略いたしますが、要は「待ち伏せしてはいけない」ということです。
サッカー経験者からすると、一度理解してしまえばそれほど難しくはないのですが、未経験者や初心者にはそうはいかないようです。
しかし、サッカー経験者であっても、「ゴールキックはオフサイドになるのか?」「コーナーキックは?」「スローインは?」「PKは?」と問われると、わかっているようでも意外と自信を持って答えられなかったりするものです。
ここでは、それらについて解説しようと思います。
・ゴールキックはオフサイドになるの?
ゴールキックはオフサイドにはなりません。ルールでそう定められているからです。(第16条「ゴールキック」)
ちなみに、ゴールキックは直接フリーキックと同じ扱いで、直接相手ゴールに入ると得点が認められます。
しかし、同じ扱いとはいっても、オフサイドに関しては例外で、フリーキックはオフサイドの対象なので間違えないようにしましょう。
コーナーキック、スローイン、PKはオフサイドになるの?
・コーナーキックはオフサイドになるの?
コーナーキックによって蹴られたボールでオフサイドになることはありません。
これは、オフサイドのルールをしっかり理解していれば納得することができます。
オフサイドとなる条件の一つに、ボールを蹴った瞬間ボールより前(相手ゴール側)にいることというのがあります。
コーナーキックを蹴るポイントはゴールライン上(より正確にはコーナーアーク)となるので、ボールの位置は最も深い位置となり、それより前はない、コーナーキックによるボールは、全てがいわゆるマイナスのボールになるわけで、コーナーキックでオフサイドを取られることはありません。
・スローインはオフサイドになるの?
スローインはオフサイドになりません。
ちなみに、スローインが全くプレイヤーに触れることなく直接ゴールしても得点は認められません。
・PKはオフサイドになるの?
この質問は、より正確には「PKを蹴ったとき、キーパーやゴールポスト、クロスバーにはじかれて戻ってきたボールを、PKを蹴ったプレイヤー、あるいは他の味方のプレイヤーが再度シュートなどした場合オフサイドにならないのか?」といえると思います。
これはオフサイドを難しくしている一面をはらんでいる状況です。
というのも、オフサイドは、パスを出した瞬間だけでなく、シュートしたボールがキーパーや相手ディフェンス、ゴールマウスにはじかれたボールについても、オフサイドの対象となるのです。
しかし、上記のような場合はオフサイドにはなりません。
PKを蹴ったプレイヤーがはじかれて戻ってきたボールを再度受けても、自分自身ということでオフサイドの対象にはなりません。
次に、味方選手がはじかれたボールを受けたとしても、シュート(ペナルティキック)をした時点にはペナルティエリアの外、もっというとボールより後ろにいたことは確実なのでオフサイドポジションではないので、この場合もやはりオフサイドにはなりません。
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