魚は美味しいですが、食べ方が難しい魚が多いことも事実です。ここではマナー違反にならない魚の食べ方をご紹介します。
魚のきれいな食べ方とマナー
魚の食べ方の基本マナー
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頭から丸ごと食べることができる小魚と違い、尾頭付きの魚であったり、カレイの煮つけであったり、絶対に食べることのできない骨などの部分がある魚に関しては、食べた後に見苦しくない、かつ食べるときにマナー違反にならない食べ方があります。
基本は、尾頭付きの場合は頭を左にして、左から右へ向かって食べることです。
切り身などの魚で片側だけに皮が付いている場合は、皮の方が上になりますので、ひっくり返して身の方にしたりしないように注意しましょう。
皮は食べることができるなら食べた方が良いですが、食べない場合、残した皮は見苦しくないように皿の脇に寄せておきましょう。
基本的に少しずつ身をほぐしながら一口分を口に運びますので、このときに食べられそうにない小骨などを外しておくべきですが、万が一咀嚼中に食べられない小骨を感じたら、手で取ったりせず、箸で骨だけを取り出して、皿の脇に置きましょう。
尾頭付きの魚で、上の面を食べ終わったら、思わず魚をひっくり返して裏側を食べたくなるかもしれませんが、それはマナー違反です。
上半面を食べ終わったら、背骨など主要な骨が見えている状態のはずです。
その骨を尾の方から端で持ち上げるように浮き上がらせて、下の身からはがしていきます。
このとき、骨がとれにくかったら、箸と反対側の手を使っても構いません。(両手だけでで骨を取るのはマナー違反です)
このようにして、魚の頭と骨を下の身から分離することができたら、骨は皿の脇の方に置いておきます。皮を残しているひとは骨と一まとめにしておきましょう。
その後は残された下の身を食べて終わりです。
食べ終わった後、皿の上には脇によけた魚の頭と骨だけがキレイな形で残っているのが美しい食べ方だといえます。
魚を食べるのが苦手な人について
魚を食べることが苦手な人には、箸使いに自信がない人が多いですが、その他に多いのが「食べられない部分が多い」人ではないでしょうか。
例えば秋刀魚(サンマ)のワタ(内臓)。好きな人にはあの苦味がたまらなく美味しいのですが、苦手な人はワタの部分を残すので、食べ終わった後の皿の上が汚く見えます。
また、どんなに小さな骨でも食べらない人も魚を食べるのが苦手になりがちです。
例えば鰯(イワシ)の小骨などは本来であればそのまま食べてしまっても構わないような、ごく小さなもので、すべてを口に運ぶ前に取り除くのは難しいものです。
そのため、咀嚼中に小骨に気付くことになり、その小骨だけを取り出そうとしますが、骨が小さすぎてそれだけを取り出すのが難しく、結果的に食べかけの身や、ご飯粒なども一緒に出してしまい、見た目も食べた後も非常に見苦しい結果になります。
サンマのワタが苦手な人は、苦手意識を克服して食べられるようになるのがベストですが、小骨に関していえば、よく噛んで食べれば喉に刺さるようなこともほとんどありませんので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
もちろん小骨といっても、そのまま食べるには大きなものもありますので、そのようなものまで無理をして食べるわけではありませんので、誤解のないように注意してください。
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