「失礼します」の意味

「失礼します」の意味

「失礼します」や「失礼しました」という言葉は面接・面談の場での入退出時はもちろん、職員室や部室、オフィス、社長室、工場、道場への入退出時など日常でも頻繁に使われています。ここでは色々なケースの「失礼します」「失礼しました」という言葉についての意味などをご紹介します。

入室時の「失礼します」について

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「失礼します」という言葉は状況によって微妙にその意味を変えます。


たとえば、面接のとき面談室に入る際に言う「失礼します」または「失礼致します」について。


これは他人の部屋に入る際、こちらの用件で相手の時間(空間)に割り込むことに対する「失礼にあたるかもしれませんが、お邪魔致します」という気持ちを表した「失礼します」ということになります。

部屋の中でどのような事が行われているか分かりません。相手は何かをしている途中であったり、休息をとっている最中かもしれません。そこでノックをして「どうぞ」と中から声がかかっても、入る際には「失礼いたします」となるわけです。


特に自分が所属していない人たちがいる部屋・場所に入るときには、人の有無、相手が目上か目下かなどに関わらず「失礼します」と挨拶をした方が礼にかなっています。

例えば生徒が職員室に入るとき、社会人でも他社はもちろん他部署の部屋に入るときなども同様です。


なお、言葉では「失礼します」と言いながら、相手の返事も待たずにズカズカ中に入っていったり、「失礼しま〜す」などと無意味に語尾をのばしたりする人を見かけるときがありますが、それはまさに礼を失している態度になりますので、言葉だけではなく態度でもその気持ちを示すことが必要です。


退出時の「失礼します」「失礼しました」について

「失礼します」の意味[この世の掟.com]

一方で、部屋を退出する際にも「失礼します」や「失礼致します」という光景もよく見かけます。


こちらは「お先に失礼します」に近い使い方で、先にその場を離れることに対する失礼を詫びる言葉で「失礼とは存じますが、これにておいとまさせていただきます」という気持ちを表した言葉となります。


また、部屋を退出する際には「失礼しました」「失礼致しました」という言い方もします。こちらは「お忙しいところにお邪魔を致しまして大変失礼致しました」という気持ちを表した言葉です。


入室時に明らかに先方の作業を中座させた場合などは、こちらを使った方が良いといえます。この場合は「お休み中に失礼致しました」や「お食事の途中に大変失礼致しました」などと具体的に言っても良いでしょう。


言葉の意味はもちろん重要ですが、どちらを使用するにせよ、上記のような気持ちをもって、きちんとした態度で挨拶をすることが重要だといえます。

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